ロボットアニメ好きが語る「ベイマックス」 ネタバレ注意!
運良くチケットを取ることが出来ましたので、第27回東京国際映画祭のオープニング作品:ディズニー長編アニメーション映画54作品目である「ベイマックス」を観てきました!!
今回主人公が日本人ということで話題を集めるこの作品。
予告編では感動モノの雰囲気を出していながら原題と同名の"BIG HERO 6"はアメコミ作品。
大きなバトルシーンもあることが期待されます。
大きなバトルシーンもあることが期待されます。
舞台は東京とサンフランシスコを融合させたようなサンフランソーキョー。
こんな舞台の中で日本がどのように描かれるのか、期待ながらもちょっぴり不安といった形で見に行ったのですが・・・これがすごくいい!
メディアではクリエイターからのメッセージとして日本文化を取り入れてーとか、日本文化がすごく好きでーなどというメッセージもみられましたが、宣伝やリップサービスかな???とあまり期待していなかったのですが、この映画ホントに日本文化尊敬してくれてます!!しかもなかなかのオタク文化を!!笑
終了後には「感動した!」「カッコよかった!」「かわいかった!」「マーベルっぽい!」と様々な意見が聞こえてきた映画ですが
自分の一番の印象は「ついにハリウッドにロボットアニメがキターーー!!!」でした笑
ネットでは、ケア・ロボットのベイマックスがドラえもんとそっくりなどとささやかれることも多かったのですが、ドラえもんだけだなんてとんでもない!
メディアではクリエイターからのメッセージとして日本文化を取り入れてーとか、日本文化がすごく好きでーなどというメッセージもみられましたが、宣伝やリップサービスかな???とあまり期待していなかったのですが、この映画ホントに日本文化尊敬してくれてます!!しかもなかなかのオタク文化を!!笑
終了後には「感動した!」「カッコよかった!」「かわいかった!」「マーベルっぽい!」と様々な意見が聞こえてきた映画ですが
自分の一番の印象は「ついにハリウッドにロボットアニメがキターーー!!!」でした笑
ネットでは、ケア・ロボットのベイマックスがドラえもんとそっくりなどとささやかれることも多かったのですが、ドラえもんだけだなんてとんでもない!
ドラえもんはもちろん、鉄腕アトムであったり、鉄人28号であったり、マジンガーZであったり、なんなら攻殻機動隊のサイボーグたちが追い求めていたものを示してくれたまさしくロボットアニメのベイマックスでした。
では、これより独断と偏見で「ベイマックスのここがいい!」を紹介したいと思います笑
ストーリーを明確に説明したりはしませんが、続きを読む以降より、一部ストーリーの展開に触れることがあります。未視聴の方、ネタバレを気にする方は絶対に進まないでください!!
そして、ここで引き返される方にはこれだけは言っておきます!おすすめです!
では、これより独断と偏見で「ベイマックスのここがいい!」を紹介したいと思います笑
ストーリーを明確に説明したりはしませんが、続きを読む以降より、一部ストーリーの展開に触れることがあります。未視聴の方、ネタバレを気にする方は絶対に進まないでください!!
そして、ここで引き返される方にはこれだけは言っておきます!おすすめです!
サンフランソーキョーの魅力
まず、物語の舞台となるサンフランソーキョーが非常にいい味を出しています。
東京とサンフランシスコを融合併せ持った町は、カリフォルニア郊外の雰囲気とビル街、さらには浅草のような伝統的日本文化を残しつつある場所までもが、近所として登場しその中で路面電車が走っている風景は美しかったです。
現実世界とリンクしたケア・ロボット
ケア・ロボットとう種類のロボットはとても現代社会に即した設定です。
日本社会にあてはめると気になるのは高齢化の進む社会。 ケア・ロボットなるものが誕生すれば、その需要は多そうです。 また、日本ほど高齢化が問題になっていない国や地域でも別の問題として、心の病の問題があります。 ロボットにメンタルケアまでさせたいのならば、やはりシステムチックな作業だけではなく自分で考え行動することが必要になってきます。 テクノロジーの問題は残りますが、ベイマックスが現実で登場するのも夢ではないかもしれません。その時私たちはベイマックスとどのように絆を築けるでしょうか。
ケア・ロボットとう種類のロボットはとても現代社会に即した設定です。
日本社会にあてはめると気になるのは高齢化の進む社会。 ケア・ロボットなるものが誕生すれば、その需要は多そうです。 また、日本ほど高齢化が問題になっていない国や地域でも別の問題として、心の病の問題があります。 ロボットにメンタルケアまでさせたいのならば、やはりシステムチックな作業だけではなく自分で考え行動することが必要になってきます。 テクノロジーの問題は残りますが、ベイマックスが現実で登場するのも夢ではないかもしれません。その時私たちはベイマックスとどのように絆を築けるでしょうか。
スーパーロボット「ベイマックス」
さて、映画の最中どうしても気になってしまう部分がありました。それはヒロの部屋にかかっている時計のような飾り物。それがとても「グレートマンジンガー」にそっくりなのです。グレートマジンガーを曲線で描いたというところでしょうか。ちなみにこの作品のロボは全体的に曲線が多くなっています。 スラスターを背中に付けたロボットの絵も見られますが、いかにも日本のロボットアニメでおなじみな形をしています。
グレートマジンガーと言えば、水木一郎の歌で有名な「マジンガーZ」の続編にあたるスーパーロボットです。 マジンガーZとも似てるのでそっちを意識したのかもしれません。
http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/great_mazin/
突然ですが、スーパーロボットとリアルロボットと分類を聞いたことがあるでしょうか。
少し古く曖昧な定義にはなってしまいますが、スーパーロボットはそのロボット自体が唯一無二のものであり、象徴的な意味をロボットを指します。リアルロボットというのは比較的兵器や道具として扱われ、その種類も量産されるようなロボットのことです。
http://www.toei-anim.co.jp/lineup/tv/great_mazin/
突然ですが、スーパーロボットとリアルロボットと分類を聞いたことがあるでしょうか。
少し古く曖昧な定義にはなってしまいますが、スーパーロボットはそのロボット自体が唯一無二のものであり、象徴的な意味をロボットを指します。リアルロボットというのは比較的兵器や道具として扱われ、その種類も量産されるようなロボットのことです。
ベイマックスはマジンガーと同じスーパーロボットということが出来るのではないでしょうか。
スーパーロボットの特徴として、規格外のパワー、換装パーツが多く戦闘スタイルにバリエーションが多い、そのロボット自体が象徴的なメッセージ性を持っているなどベイマックスにも当てはまる部分が多いです。さらにダメ押しすると、ポージングがカッコいい、換装シーンが描かれる、そしてロケットパンチ!ともはやスーパーロボットとしか呼べません。 (ロケットパンチはマジンガーZの必殺技なのです)
さらに、最後のバトルシーンではみんなで、Yokaiの攻撃を華麗に「壊す」。爆発させるかのように美しく、エネルギッシュに「バラバラにする」というロボットバトルのマストを押さえていたように思えます。 ね? とってもロボットアニメしてるでしょ??
ちなみに、ヒロくんのTシャツのロボがザブングルっぽいなーっとずっと思っていました。
視聴後見比べてくみると・・・似てない・・ね??
スーパーロボットの特徴として、規格外のパワー、換装パーツが多く戦闘スタイルにバリエーションが多い、そのロボット自体が象徴的なメッセージ性を持っているなどベイマックスにも当てはまる部分が多いです。さらにダメ押しすると、ポージングがカッコいい、換装シーンが描かれる、そしてロケットパンチ!ともはやスーパーロボットとしか呼べません。 (ロケットパンチはマジンガーZの必殺技なのです)
さらに、最後のバトルシーンではみんなで、Yokaiの攻撃を華麗に「壊す」。爆発させるかのように美しく、エネルギッシュに「バラバラにする」というロボットバトルのマストを押さえていたように思えます。 ね? とってもロボットアニメしてるでしょ??
ちなみに、ヒロくんのTシャツのロボがザブングルっぽいなーっとずっと思っていました。
視聴後見比べてくみると・・・似てない・・ね??
http://xabunglefan.info/mechanic%20information.html
やんちゃな少年から正義のヒーローという青年へ
そんなロボット的視点から見てしまいましたが、この映画しっかりと成長の物語でもあります。
最初はやんちゃなヒロですが、兄タダシに導かれて大学に入ることを決め、だんだんと成長していきます。しかし、突然現れた兄の死。 たった一晩でヒロは少年から青年として自立することを求められるのです。落ち込むヒロ。そこに、現われたタダシの分身ともいえるベイマックス、彼らは絆を深め、目的を見つけ、ともにタダシの死を乗り越えていきます。 しかし今度はベイマックスから離れられなくなるヒロ。 人の死を知って、危険を乗り越えて
社会を知りヒロの少年期は終わりを迎えました。 彼は独り立ちしなければいけません。 そして、ついにヒロはベイマックスとの決別を告げます。 ここにおいてヒロは危なっかしい少年から頼りになる正義のヒーローになったのではないでしょうか。 今日も彼はサンフランソーキョーを守り続けていることでしょう。
タダシからベイマックスへ
ヒロの成長とともに描かれるベイマックスの成長
個人的には、こちらの方がこの映画の主題だと思っています。
過去のディズニーやピクサー映画にもロボットは出てきていましたが、明らかに感情を持っている様子のものが多かったです。(ウォーリー、ルイスの未来泥棒など)
ベイマックスにおいては、感情とみられる部分があくまでプログラムという面が多く見られます。 非常に人間らしい形をしていても基本的には、ヒロの命令に従うばかり。Tadashi Hamadaと書かれたプログラムを埋めこみ「タダシはここにいる」というベイマックスはあくまでタダシの残した機械でした。 それが、だんだんと変わっていきます。 まずは充電切れベイマックス。とってもユーモアに溢れたシーンですが、酔っぱらったようなベイマックスはAIの奥の感情的な部分をさらけ出しています。 決めては、ベイマックスとヒロがサンフランソーキョーの空を駆ける、First Flightのシーン。 なんと、ベイマックスは自分の意志でヒロに逆らって飛行します。ここからベイマックスという個体の自我が徐々に目覚めていくのです。 しかしロボットの宿命かその自我はもろい。ヒロにプログラムを変えられるとあっという間に我を忘れ暴走してしまいます。 基本的にはタダシのプログラムがないと感情というものを制御できないベイマックス。 しかし映画に一か所だけ、タダシのプログラムに頼らずにベイマックスが行動する場面があります。 そうです。 最後のシーンです。 明確には描かれませんが、彼はタダシのプログラムを外した状態でヒロを助けたことになります。 この瞬間。 ベイマックスはタダシの象徴である機械ではなく、タダシの意志を継いだ感情のあるロボットになったのではないでしょうか。
まぁそんなこんなで語らせていただきましたが、ロボットアニメには興味がないという方。
そんな方でも絶対楽しめます!笑
この映画はあらゆるところにユーモアがあふれていて、テンポもよく、非常に楽しい映画になっています。
少しネタバレもしてしまいましたが、まだ見てないというかたがいれば、ロボット大好きでもそうじゃなくても観てみてください!おすすめです!
やんちゃな少年から正義のヒーローという青年へ
そんなロボット的視点から見てしまいましたが、この映画しっかりと成長の物語でもあります。
最初はやんちゃなヒロですが、兄タダシに導かれて大学に入ることを決め、だんだんと成長していきます。しかし、突然現れた兄の死。 たった一晩でヒロは少年から青年として自立することを求められるのです。落ち込むヒロ。そこに、現われたタダシの分身ともいえるベイマックス、彼らは絆を深め、目的を見つけ、ともにタダシの死を乗り越えていきます。 しかし今度はベイマックスから離れられなくなるヒロ。 人の死を知って、危険を乗り越えて
社会を知りヒロの少年期は終わりを迎えました。 彼は独り立ちしなければいけません。 そして、ついにヒロはベイマックスとの決別を告げます。 ここにおいてヒロは危なっかしい少年から頼りになる正義のヒーローになったのではないでしょうか。 今日も彼はサンフランソーキョーを守り続けていることでしょう。
タダシからベイマックスへ
ヒロの成長とともに描かれるベイマックスの成長
個人的には、こちらの方がこの映画の主題だと思っています。
過去のディズニーやピクサー映画にもロボットは出てきていましたが、明らかに感情を持っている様子のものが多かったです。(ウォーリー、ルイスの未来泥棒など)
ベイマックスにおいては、感情とみられる部分があくまでプログラムという面が多く見られます。 非常に人間らしい形をしていても基本的には、ヒロの命令に従うばかり。Tadashi Hamadaと書かれたプログラムを埋めこみ「タダシはここにいる」というベイマックスはあくまでタダシの残した機械でした。 それが、だんだんと変わっていきます。 まずは充電切れベイマックス。とってもユーモアに溢れたシーンですが、酔っぱらったようなベイマックスはAIの奥の感情的な部分をさらけ出しています。 決めては、ベイマックスとヒロがサンフランソーキョーの空を駆ける、First Flightのシーン。 なんと、ベイマックスは自分の意志でヒロに逆らって飛行します。ここからベイマックスという個体の自我が徐々に目覚めていくのです。 しかしロボットの宿命かその自我はもろい。ヒロにプログラムを変えられるとあっという間に我を忘れ暴走してしまいます。 基本的にはタダシのプログラムがないと感情というものを制御できないベイマックス。 しかし映画に一か所だけ、タダシのプログラムに頼らずにベイマックスが行動する場面があります。 そうです。 最後のシーンです。 明確には描かれませんが、彼はタダシのプログラムを外した状態でヒロを助けたことになります。 この瞬間。 ベイマックスはタダシの象徴である機械ではなく、タダシの意志を継いだ感情のあるロボットになったのではないでしょうか。
まぁそんなこんなで語らせていただきましたが、ロボットアニメには興味がないという方。
そんな方でも絶対楽しめます!笑
この映画はあらゆるところにユーモアがあふれていて、テンポもよく、非常に楽しい映画になっています。
少しネタバレもしてしまいましたが、まだ見てないというかたがいれば、ロボット大好きでもそうじゃなくても観てみてください!おすすめです!
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初めまして、こんにちは。
Yokaiはどうやって倒したんですか?
投稿: デール | 2014年11月 1日 (土) 17時24分
ごめんなさい!
そこはやっぱり自分で観てほしいです!!
投稿: sakechi | 2014年11月11日 (火) 17時48分