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2014年3月 6日 (木)

St. David's Welsh Festival!

こんにちは。 ようやく3月ですね! いつもは時が経つのはあっという間でしたが、こればかりは長いなーと何度も感じていた、日本での「アナと雪の女王」と「ウォルト・ディズニーの約束」の公開。FROZENのオスカー賞でのW受賞もあり、ディズニー好きとして盛り上がってきた3月ですが、ディズニーランド・パリ(以下DLP)には他のパークにはない小規模なイベントがあるのをご存知でしょうか。

以下UK版DLP公式サイトより
St. David's Welsh Festival
St. Patrick's Day


3月の7-9日にSt.David's Welsh Festival
同月17日にはSt.Patrick's Day が行われます。
こちら日本語の海外パーク、季節のイベントページにも記されているちゃんとしたイベントなのですが、公式ページにも3、4行ほどしか説明がなく・・・非常に謎に包まれたイベントとなっております笑
St.Patrick's Day については、もともとはアイルランドのお祭りですがアメリカなど各国で行われているため、緑のものを身に付ける日!として日本ではなじみが薄いもののある程度の知名度を獲得していますが、聖デイビッドのウェルシュ・フェスティバルと聞いても全くもってピンとこず、ただただハテナ?が増えていくだけでした笑
しかし、今年幸運にもこのウェルシュ・フェスティバルの開催期間中にディズニーランドパリを訪れることが可能そうなので、下調べもかねて可能な限りこのイベントと祝日に迫っていきたいと思います!!(St.Patrick's Dayについては割愛、こちらは現地にはいけませんがまた時期になったら調べてみたいと思います。)

こちらのイベントにWelshという単語が含まれている通り、St.David'sという方はイギリスの一部分を構成している国であるウェールズの守護聖人だそうです。
守護聖人というのはこれまた聞きなれない言葉ですが・・・
カトリックの文化において、生前もしくは死後伝説的な偉業を残した聖人たちが、ゆかりのある特定の土地や職業などを神に祈ることで守り、導いてくれているという考え方でその聖人たちのことを示します。

実際に祝日である、St.David's Day は3月1日なのですが、DLPのイベントはその一週間後の週末となっております。
この3月1日というのが聖デイビッドの命日。西暦589年だそうです。100年生きたといわれています。

この人が実際何をしたかというと、キリスト教の教えをウェールズの土地に広めました。
さらに、超人的な伝説を残しており、例えば毒入りのパンを食べる前に祈りをささげたことで食べても全くの無事だったとのこと。
一番有名なのが、彼が人々に説教をする際、人が多すぎて群衆から彼の言葉が聞こえないし見えない!との苦情が・・すると聖デイビッドの立っていた土地が上がっていき丘となり、全ての人々に彼の説教を届けられたという伝説です。

このように、ウェールズの土地には深く根付いている聖デイビッドですが、それをDLP風にどうお祝いするのか・・・。

・ミッキーとミニーがウェールズの伝統衣装で登場。(フォトロケーション、 ”超小規模”パレード)

・アマチュア隊による各地でのウェールシュ音楽とダンス

・ウェールズの伝統的なコーラスのステージ

・(Disney Villageにおける) ウェールズの伝統工作、伝統料理やお菓子の販売。

・フェイスペイント(ウェールズのシンボルでもある、ドラゴンやスイセンなどのデザイン)

・フィナーレを飾る花火!(こちらは3月1日にも行われた模様)

情報が少ないので断言はできませんがおそらくこの程度の内容になると思います。
花火に関して全日開催の明記がないので少し恐ろしいですがおそらく期間中はやるでしょう!(希望的観測)


追記:現地にいって体験してきました。(ディズニーランドパリのみディズニービレッジは未体験)体験期は別記事にてレポする予定ですが、内容は記述の通りでした。アマチュア隊は普通に過ごしているだけでは遭遇できず、Disney Village におけるものかと。 コーラス隊がディズニーのパフォーマーではなく外部からのパフォーマーのようなので、Disney Performing Art on Stageの一環としてアマチュア隊という扱いのようです。
また、期間はディズニー・ビレッジにおける開催期間をしめしたもので、ディズニーランドにおいては、花火、プレ・ショー、フェイスペインティング、特設グリーティングともに土曜にしか行われないようです。



他の大規模なイベントと違い、ディズニーキャラクターやディズニーの映画作品との絡みが薄く、純粋なウェールズの伝統文化を推すイベントとなっているように感じます。
(3,4年前にはウェールズ地方の伝説 アーサー王物語をもとにした、ディズニー映画「王様と剣」に登場する魔法使いマーリンのショーがあったようです)
それゆえ、パークよりも比較的自由な催しができるDisney Villageにおける配分が高いようです。 この中でやはり期待してしまうのは花火。普段DLPでは常設の花火は存在せず、例年なかなかの規模のようなので楽しみです。
2014年の情報でわかりやすかったのはこちら(情報を網羅はしていないようですが・・)
"St. David's Welsh Festival" Clippers Quay Travel


しかし、面白いのがこのイベントも、後のSt. Patrick's Dayもどちらもイギリスのお祝いなことですね。
東京の七夕しかし、香港の旧正月しかり、アメリカの独立記念日しかりその国の大きなお祝い事は各パークの特色として取り入れるのは分かるのですが、フランスのパリに存在するパークでイギリスのイベントというのはなかなか特殊です。

ユーロディズニーという名も冠す、ディズニーランドパリ。
ヨーロッパ唯一のディズニーパークとして、この様々な国家や文化が絡みあった複雑なヨーロッパ地方を象徴しようとしているのかもしれませんね。
2013年のディズニーランドパリの業績を分かりやすくまとめた以下のビデオからも分かるように、(0:40あたり)その中でもイギリスはフランスに次いで来客者数2位の国なので、国外のなかでも特化したキャンペーンなどで親近感を沸せ来客数増加を狙っているのかもしれません。


これだけイギリス文化推すなら、3位のスペインにももっと目を向けてー!!というのが管理人の嘆き。世界観も本来なら相反するはずの様々な映画の世界が不思議な統一感をもって存在しているのがディズニーランド。 身近に様々な文化が存在しているからこそ、東京ともアメリカとも違うヨーロッパならではのディズニーランドをもっと作り上げていってほしいですね。

追記:行ってきました!
聖デイビッドのウェルシュ・フェスティバルに行ってきましたー!
体験レポです。こちらもぜひ。

参考
"St.David" -Wales History BBC-

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